「心理的安全性」って結局どう作る? ― 新入社員ご入社から1ヶ月・現場の本音を考える ―
こんにちは。ビジネスコンサルティングの森川です。
可愛らしいつつじの花を街のあちこちで目にする季節でございますね。
ゴールデンウィークを目前に控え、新入社員の皆さんも、先輩・上司の皆さんも、
少しずつお互いの「素」が見え始めてきた頃ではないでしょうか。
さて、マネジメントの現場ではすっかり定着したともいえる心理的安全性という言葉ですが、
若手がのびのび発言できるように、あるいは周囲を萎縮させないようにと、
現場のリーダーの皆さんもかなり気を遣われているのを感じます。
ただ、その一方で
「お互い気を使って、言いたいことが言えていない気がする」
「ミスを指摘したら空気が悪くなるのが心配でなかなか言えない…」
もし現場にそんな遠慮の空気が流れているとしたら、
それは心理的安全性という言葉を少し誤解しているかもしれません。
よく勘違いされがちなのですが、心理的安全性とは単にみんなが仲良く、居心地が良い状態だけを指すのではありません。
むしろチームが目指す目的のために必要なことは誰もが、何を言っても大丈夫だと思える。
そんな健全な衝突を歓迎する状態のことをいいます。
例えば、新入社員がふと感じるちょっとした疑問や違和感。
「これ、どうしてこの手順なんですか?」という何気ない一言が、実は長年踏襲されていた非効率な業務を改善するヒントになることがあります。
けれど、新人が口出ししてはいけないかな、変なことを聞いて評価を下げたくないなと彼らが口を閉ざしてしまったら、その貴重な機会は失われてしまいます。
逆に、上司や先輩の側も同じです。
嫌われたくないからと、間違っていることをスルーしてしまうのは、本当の意味での安全ではありません。
大切なのは、人格を否定するのではなく、あくまで仕事の進め方に対して率直に向き合える関係性です。
「ここがダメだ・できていない」と責めるのではなく、成果物をより良くするために、ここをこう変えてみないか?と声をかけてみる。
視点を常にチームで出す成果に向けておくことが重要です。
少しずつ仕事に慣れてきた今だからこそ、
お互いに社会人・企業人して率直に意見を交わせる土台を作っていきたいものです。
そのような本音で語り合える空気が、新人の成長を加速させ、組織をさらに強くしていくのではないでしょうか。
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