コラム

企業と従業員がつくる「エンゲージメント」

こんにちは、KECビジネスコンサルティングの近藤です。

今回は企業と従業員の関係性として注目のワード「エンゲージメント」についてです。

 

 ビジネスシーンにおける「エンゲージメント」という言葉の指すところは、一般的に従業員が会社に対して抱く所属意識や貢献意欲など、愛社精神として捉えられています。

今日では、企業側もエンゲージメントを向上させるために取り組む必要性が叫ばれており、エンゲージメントは従業員から会社に対し一方的に向けられるものでなく、企業側も従業員から好意を持ってもらえるよう取り組む、双方向性のものと位置づけられています。

最新の研究によってエンゲージメントと定着率・離職率との関連も明らかになっており、経営上、無視できない指標としても近年注目が集まっています。

 また、エンゲージメントが高く保たれている企業の業績は、そうでない企業と比べて営業利益率に3倍近い差が出る、といった報告もあります。愛社精神の高い従業員はそれだけ大きな成果をあげる期待値が高い、ということなのです。

 つまり、エンゲージメントは企業において単なる努力目標ではなく、もはや必達目標といえるのです。

 

 では、具体的に何をすればエンゲージメントが上昇するのでしょうか?

 ひとつとして「成長機会」が挙げられています。

仕事を通して自身のスキルやキャリアがステップアップしている、という実感が仕事の満足度、延いてはエンゲージメントへと続いていくといわれています。こちらが乏しい企業では、優秀な若手が流出するリスクが高くなります。

 もうひとつ挙げられているのが「リーダーシップ」です。

これは進むべき地点を正確に指し示すリーダーが存在するか、というもので、自身が大量の作業を抱える日本のリーダーはこれを苦手にする傾向があります。管理職のスキルアップも重要な経営課題として位置づけられています。

 KECでは人事コンサルティングやリーダーシップ研修を扱っており、エンゲージメント課題解決に向けた助力を得意としておりますので、ご興味ございましたら是非お問い合わせください。

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